広告コピーと販促コピー

こんにちはカナです!

以前、広告マーケティング専門誌が主宰するコピーライター養成講座に

通い始めたと、このブログでご報告していましたが、

半年間に及ぶ講座も、やっと折り返し地点にさしかかっています。

 

実際に有名なCMを作られている講師の方々から教わる事ができ、

広告コピーを作るための基礎には、

写楽が取り入れているマーケティング手法「コトマーケティング」

との共通点も多くあることに気づきました。

 

・良い広告コピーは見た人に「発見・共感・解決」をもたらす。

・商品やサービスから一旦離れて、ターゲットの本当に求めている事

インサイト)を見つける必要がある。

・世の中のトレンドやニュースに対して

「なぜそれが話題になっているのか?」と考える癖をつける。

 

どんなマーケティング手法でも、

人の心を動かすための根幹は同じなんですよね。

 

ただ、受講を重ねるごとに違和感を感じる部分も出てきました。

というのも、講義の中で見本として提示される諸先生方の有名コピーは

心に残り商品や企業の印象が良くなる反面

「これが実際の購買行動にすぐ繋がるのかな?」

と疑問に思う事が増えてきたのです。

 

例えば世の中でも有名なキャッチコピーって沢山ありますよね

 

JR東日本   「行くぜ、東北。」

ジョージア  「世界は誰かの仕事でできている。」

日産セレナ  「モノより思い出」

 

私は岩手出身なので「行くぜ、東北。」なんかは

前から大好きなコピーの一つですし、

セレナのCMに至っては

「そうよねーモノより思い出が大事よねー。」と、ちょっと感動した覚えさえあります。

しかし、それで私の缶コーヒーや車を選ぶ基準が変わったかと言われれば、答えはノーです。

店でコーヒーを買うときは、その時に飲みたいテイストを選びますし、

車だって好みがあります。

 

そうすると、私が販促のために勉強したいと

思っているコピーって何なんだろう・・・・

クライアント企業の規模?広告と販促の違い??

色々調べる中で、キャッチコピーにも2つの種類があると分かったのです。

 

それが「イメージ広告型コピー」と「レスポンス広告型コピー」です。

 

【①イメージ広告型コピー(ブランド訴求型)】

イメージ広告はその名の通り、商品や企業に対する印象を作ったり、

興味・関心を持ってもらうためのコピー。

「商品キャッチコピー」と「企業イメージコピー」があります。

例:

■商品キャッチコピー

やめられない止まらない(かっぱえびせん)

すぐおいしい、すごくおいしい(チキンラーメン)

■企業イメージコピー

ココロも満タンに(コスモ石油)

愛は食卓にある(キューピー)

 

【②レスポンス広告型コピー】

レスポンス型広告は、イメージ広告と違って

興味・関心を持ってもらった後、

さらに購買行動にまでつなげるためのコピー。

イメージ広告型よりも反応の出るコピー法則が

ある程度出来上がっているため比較的覚えやすく、

メルマガやブログタイトルにも活用されます。

 

例:

買わなきゃ損な5つの理由

自由を手にいれて副収入で生活する方法

秋のお肌トラブル、あなたの症状はどれですか?

痩せたい!と思っても挫折してしまうあなたへ

 

どうでしょう?

同じキャッチコピーといえど、2つは全く違う目的、表現方法ですよね?

お客様が商品を買うまでの購買モデル

「注意→興味→欲求→記憶→行動」の5段階に当てはめると、

イメージ広告型コピーは上流の興味・関心を引くための「広告コピー」

レスポンス広告型コピーは下流の欲求に対して、

より直接的に働きかけ行動を促すための「販促コピー」と言い換えることができます。

 

講座で教えているのは「広告コピー」。

私が仕事で使いたいのは「販促コピー」。

 

感じていた違和感の正体と一緒に、

「広告」と「販促」の違いも勉強することができたのでした。

 

様々な表現方法を知っておきたい今、

講座で受ける「広告」の目線もきっと仕事に活かせるはず!

残り2ヶ月、引き続き楽しみながら、勉強に励んでいきたいと思います^^


コメントを残す