セミナーレポート②右脳左脳を知る

こんにちは。セミナーレポート第二回目です。

皆さん右脳派左脳派ってご存知ですか?

脳は右脳と左脳で役割が違っており、利き手があるように人によって右脳派と左脳派があるということです。

右脳は「直感」「ひらめき」「感覚」

左脳は「思考」「計算」「言語」

に分けられます。

まずインプットのテストです。

それでは手を組んでみてください。左の親指が上の方は右脳派、右の親指が上の人は左脳派に分類されます。

つまり、インプットは右脳派の人は見た目や雰囲気で指示すると分かりやすいようです。

逆に左脳派の人はデータや言葉で伝えた方が理解しやすいと言えます。

 

それでは次にアウトプットのテストです。

腕を組んでみてください。

手と同じく、左が上の方は右脳派。右が上の人は左脳派になります。

得た情報を、右脳派の人は直感的に処理し、左脳派の人は論理的に処理します。

アウトプット右脳派の人の方がグラフィカルに表現できるので、デザイナーとしてはアウトプット右脳派の人がうらやましく感じます。(私はどちらも左脳)

セミナー中に行った実験として、ピカソの絵の模写を2回行いました。

1度目は写しながら、今欠いている部分の名前を頭で唱えながら描きます「今腕を描いている、腕を描いている…」というように。そして制限時間付き

2度目はグリッド付きの見本が出て、それをひっくり返して線を目で追いながら描きます。具体的な制限時間は告げられない。

さて、どうなるでしょうか…。

1度目は左脳の得意分野である言語が邪魔をして、うまく模写ができないのです。

ピカソのような独特なタッチの絵を「腕」と理解しながら模写するのはとてももやもやする作業でした。絵を描くという行為は右脳の得意分野なので、それを左脳が邪魔をしてしまっています。また、途中でで出題者に話しかけられたり、制限時間も気になって絵以外の事もたくさん考えてしまいます。

よく子供に「太陽は赤い」「水は青い」等と言っていませんか?日中の太陽って白いですよね、水って透明(周りの色を写していろんな色とも)ですよね。子供の頃に、固定概念的に言葉で絵を矯正してしまうのはとてももったいないことのように感じます。見たまんまを描くことに没頭できたら眠っていた才能をのばす事ができるかもしれません。

2度目の模写は左脳的働きが起こらないので1枚目と見違えるほど上手に描けました。

もともとグリッドがついていることで計算して描く必要がない点、ひっくり返したことでモチーフがなんだかより分かりづらい点、時間制限が告げられてないので途中で時間を気にしたりしない…等、よけいなことを考えず、ただ単の模写できたわけです。

右脳派左脳派というのは厳密にはその通りでなかったり、環境によってかわったりするもだそうですが、現時点自分がテストの結果に思い当たる事があれば、シーンによって自分のインプット、アウトプットの特徴を知り、上手に使い分けられるかもしれませんね。

 


コメントを残す