キャッチコピー はじめました。 スタッフブログ / 山口かなブログ こんにちは、かなです! 「冷やし中華はじめました」ばりのタイトルですが 正確には「キャッチコピー 習い始めました」です(笑) 私は今までクリエイティブな職種には縁がなかったのですが、 クライアント様に売上アップの提案をしたり 伝えたい内容を分かりやすく話せるように 営業職ながら先日から「コピーライター養成講座」の基礎コースに通い始めました。 本格的にコピーライターや作家を目指している人達と勉強できる良い機会なので、 9月末の講座終了までには 「人の興味をひく言葉」を使えるようになるのが目標です^^ さて、その講座なのですが 毎回有名なコピーライターやCMプランナーの方が講師を務めてくれています。 初めての課題は「双眼鏡を売るためのキャッチコピーを20本書く」でした。 私は普段双眼鏡を使う習慣がないので「双眼鏡を使うシーン」を ネットで色々調べてみたところ、 定番の使い方として「野鳥観察」や「ライブ」などがヒット。 体験を売る「コト売り」をすっかり忘れ 「キャッチコピーなんだから印象に残るようなかっこいい言葉を入れないと」 と思いキャッチを考えました。以下はその一部です。 米粒大だったあの人の 汗の粒まで見えた 遠いからこそ、見えてくるものがある ライブのB席がS席に変わります 講義では毎回、上位10作品を書いた受講生には「金の鉛筆」がプレゼントされます。 コピーの出来に自信はなくても、そこは期待してしまうもの。 発表をドキドキしながら待っていたのですが・・・ 先生は最初に、悪いコピーの見本がいくつかホワイトボードに書き出したのです。 それを見てがっくり。 表現に若干の違いはあれど、どれも私の提出コピーととっても似ていたのです。 そればかりか、なんと受講生の6割くらいが似たような内容だったとのこと。 一生懸命考えたつもりだったのに、 結局凡人の発想力って限界があるのかしら・・・と落ち込んでしまいました。 そして発表された上位作品の一部が以下です。 世界遺産はどれもでかい 入院しているといつもと違った景色が見たくなる お子さんの知育玩具に 違いが分かりますでしょうか? はじめは単純に「閃く人はいいな〜人生経験が少ない私には思いつかないわ~」 と思ったのですが 先生の解説は意外なものでした。 良いコピーは「閃き」なんて言うあやふやな力ではなく、 ちゃんとコピーの基本に基づいて考えられていると言うのです。 その基本とは「見た人に発見・解決・変化をもたらすかどうか」ということでした。 確かに、私を含め多くの受講生が書いたコピーはただの「描写」です。 「遠くがよく見える」というすでに一般の人が知っている望遠鏡の価値を 言葉や見方をちょっと変えて描写しただけ。 コピー初心者がよくやりがちな事なんだそうです。 (バッチリ当てはまって恥ずかしい・・・) 逆に上位作品は、定番の使い方や「遠くが見える」ことの描写に留まらず 新しい利用シーンを提案しています。 先生は他にも「防災グッズ」としてのコピーも例に挙げていました。 これは新しい使い方、ではなく「不安の解消」ですよね。 もちろん新しさを狙えばそれが売れるというわけではないのですが、 「見える」という状態をいくら訴求したところで、みんなそれを知っているから買わない。 「見える」ことによって「どんな新しい体験ができるのか」「どんなコトが解決するのか」 これを書く基本ができていれば、良いコピーが書けるようになるとのこと。 普段私たちがやっている「コトマーケティング」の考え方と、とってもよく似ています。 かっこいい表現だけのコピーなんてなんの意味もない。 かっこいい見た目だけのデザインなんてなんの意味もない。 まさに、キャッチコピーも「コト売り」だったのです。 すごいですよね、物事は色んなところで繋がっているんだなと感じました。 まだコピーもコト売りも理解できていない部分が多いのですが 自分のできることから焦らず消化して身につけていきたいと思います。 0
キャッチコピー はじめました。
スタッフブログ / 山口かなブログ
こんにちは、かなです!
「冷やし中華はじめました」ばりのタイトルですが
正確には「キャッチコピー 習い始めました」です(笑)
私は今までクリエイティブな職種には縁がなかったのですが、
クライアント様に売上アップの提案をしたり
伝えたい内容を分かりやすく話せるように
営業職ながら先日から「コピーライター養成講座」の基礎コースに通い始めました。
本格的にコピーライターや作家を目指している人達と勉強できる良い機会なので、
9月末の講座終了までには
「人の興味をひく言葉」を使えるようになるのが目標です^^
さて、その講座なのですが
毎回有名なコピーライターやCMプランナーの方が講師を務めてくれています。
初めての課題は「双眼鏡を売るためのキャッチコピーを20本書く」でした。
私は普段双眼鏡を使う習慣がないので「双眼鏡を使うシーン」を
ネットで色々調べてみたところ、
定番の使い方として「野鳥観察」や「ライブ」などがヒット。
体験を売る「コト売り」をすっかり忘れ
「キャッチコピーなんだから印象に残るようなかっこいい言葉を入れないと」
と思いキャッチを考えました。以下はその一部です。
米粒大だったあの人の 汗の粒まで見えた
遠いからこそ、見えてくるものがある
ライブのB席がS席に変わります
講義では毎回、上位10作品を書いた受講生には「金の鉛筆」がプレゼントされます。
コピーの出来に自信はなくても、そこは期待してしまうもの。
発表をドキドキしながら待っていたのですが・・・
先生は最初に、悪いコピーの見本がいくつかホワイトボードに書き出したのです。
それを見てがっくり。
表現に若干の違いはあれど、どれも私の提出コピーととっても似ていたのです。
そればかりか、なんと受講生の6割くらいが似たような内容だったとのこと。
一生懸命考えたつもりだったのに、
結局凡人の発想力って限界があるのかしら・・・と落ち込んでしまいました。
そして発表された上位作品の一部が以下です。
世界遺産はどれもでかい
入院しているといつもと違った景色が見たくなる
お子さんの知育玩具に
違いが分かりますでしょうか?
はじめは単純に「閃く人はいいな〜人生経験が少ない私には思いつかないわ~」
と思ったのですが
先生の解説は意外なものでした。
良いコピーは「閃き」なんて言うあやふやな力ではなく、
ちゃんとコピーの基本に基づいて考えられていると言うのです。
その基本とは「見た人に発見・解決・変化をもたらすかどうか」ということでした。
確かに、私を含め多くの受講生が書いたコピーはただの「描写」です。
「遠くがよく見える」というすでに一般の人が知っている望遠鏡の価値を
言葉や見方をちょっと変えて描写しただけ。
コピー初心者がよくやりがちな事なんだそうです。
(バッチリ当てはまって恥ずかしい・・・)
逆に上位作品は、定番の使い方や「遠くが見える」ことの描写に留まらず
新しい利用シーンを提案しています。
先生は他にも「防災グッズ」としてのコピーも例に挙げていました。
これは新しい使い方、ではなく「不安の解消」ですよね。
もちろん新しさを狙えばそれが売れるというわけではないのですが、
「見える」という状態をいくら訴求したところで、みんなそれを知っているから買わない。
「見える」ことによって「どんな新しい体験ができるのか」「どんなコトが解決するのか」
これを書く基本ができていれば、良いコピーが書けるようになるとのこと。
普段私たちがやっている「コトマーケティング」の考え方と、とってもよく似ています。
かっこいい表現だけのコピーなんてなんの意味もない。
かっこいい見た目だけのデザインなんてなんの意味もない。
まさに、キャッチコピーも「コト売り」だったのです。
すごいですよね、物事は色んなところで繋がっているんだなと感じました。
まだコピーもコト売りも理解できていない部分が多いのですが
自分のできることから焦らず消化して身につけていきたいと思います。