脱・価格競争!

売るためにセールしたり、割引したりしていませんか?「価格を下げずに価値を上げる!」そんなマーケティングについて解説しました。

 

自分(消費者)の欲しいと思ったモノが、

いつでもどこでも手に入る時代になりました。

 

それは販売者側からすると、同じような商品・サービスが溢れて、気づかれず、選ばれにくい状況でもあります。

 

つまりモノ余りの時代。

 

そして、モノ余りの時代に今までと同じように「モノやスペック」を伝えても、お客様から見れば同じように見えてしまい、

そのなかで選ばれるのは一番安いものです。

 

要は価格競争に陥っていきます

 

だから、モノ余りの時代に価値を伝えるためには、「モノ」ではなく「コト」を伝えることが大切なんです。

 

・その商品は、お客様にとってどんないいコトがあるのか?

・そのサービスは、お客様にとってどんな意味合いがあるのか?

 

「体験」に焦点を絞って、価値を伝えていくことで、

そのモノやサービスの価値が伝わり、結果的に売れていく。

 

そして、商売そのものを「モノを売る」という意識から

「コトを売る」という意識に変えていくことで、圧倒的にお客様に喜ばれ、選んでもらえるようになるのです。

 

例えば、、、

 

● 電気店に行くと
→ 4kの世界最高水準の高画質フルハイビジョンTV。

● 衣料品店に行くと
→ カシミヤデザインコート、最上級の贅沢素材であるカシミヤを使用。。

● スーパーに行くと
→ 〇〇産無農薬トマト 太陽をたくさん浴びて育ちました 1個〇〇円

● 飲食店に行くと
→ 近隣店よりも〇〇円安いビールで営業中!

 

たくさんのお店がこんな感じで商品やサービスの良さを伝えています。

でもこの売り方 、実は「売手視点の伝え方」なんです。

 

「いやいや、みんなやってるじゃないですか。何がいけないの?」

と思われる方もいらっしゃると思います。

 

実は、お客さま(消費者)は商品・サービス自体を求めている訳ではありません。

じゃあ、なぜ買うのかというと「自分に起こる良いこと=体験」があるからなんです。

 

自宅で家族とくつろぎながら好きな映画を一緒に観て興奮したい
→ だから、4kの世界最高水準の高画質フルハイビジョンTVを買う。

彼氏とのデートで「今日は一段とおしゃれだね!」って褒められたい
→ だから、最上級素材カシミヤのデザインコートを買う。

小さい子供に安全にもっと栄養をとってどんどん成長して欲しい
→ だから、安全なしっかり育った 〇〇産無農薬トマトを買う。

同僚や後輩とガンガン酒を飲んで将来の夢とかを熱く語りたい
→ だから、何倍飲んでも安心な 安いビールがある居酒屋に入る。

 

このように、「買い手視点の伝え方」をしていくと、

お客さまにその商品やサービスの価値が伝わり、結果的に売れていきます。

 

あなたの商品やサービスを買うと、
お客さまにとって、どんな良いコトがありますか?

 

この機会に考えてみてくださいね!