遅刻が多いスタッフの教育

スタッフが面白いほど成長する声掛けのコツについて書きました☆

 

あなたの会社によく遅刻をするスタッフが居るとします。

 

その人が、今日も遅刻をしてきました。

あなたは遅刻を無くしてもらいたい。

 

さて、何と言いますか?

 

ちょっと考えてみてください。

 

。。。。

 

。。。

 

。。

 

 

「何で遅刻するの?」でしょうか?

実はこれは不正解です。

 

「何で遅刻するの?」

は、出来なかった理由を聞いてることになりますが、

それを聞かれたスタッフは、遅刻した理由(言い訳)を一生懸命考えます。

 

・電車が遅れたから

・時計が止まっていたから

・道端でおばあさんが苦しそうにしてたから(!?)

 

でもこれは全て「自分の責任ではない」と伝えたいだけなんですよね。

 

自責ではない = 他責だ = 変えられない

これだといつまでたっても遅刻は無くなりません。

 

またこのような聞き方ばかりしていると、そのスタッフは寝坊した瞬間に言い訳を考え始めます(笑)

 

ではどのように聞けばいいか?

 

まず最初に、遅刻すると他のスタッフや、お客様に迷惑がかかるので良くないという価値観の共有をした上で「どうしたら遅刻を無くせるか考えて」と話すのが、正解です。

 

このように聞くことで他責の話はできなくなり、自責で物事を考えるようになります。

 

・電車が遅れたから

上司→どうすれば遅刻を無くせる?

部下→よく電車が遅れるので早く出る

 

・時計が止まっていたから

上司→どうすれば遅刻を無くせる?

部下→時計を新しく買う

 

・道端でおばあさんが苦しそうにしてたから(!?)

上司→どうすれば遅刻を無くせる?

部下→見捨てる

 

最後のは冗談です(笑)

毎日苦しそうにしているおばあさんには出会いませんからね。

 

この聞き方をメモを取りながら毎回やると

 

・電車が遅れたから

上司→どうすれば遅刻を無くせる?

部下→よく電車が遅れるので早く出る

 

・また遅刻した

上司→どうすれば遅刻を無くせる?

部下→あと10分早く出る

 

・またまた遅刻した

上司→どうすれば遅刻を無くせる?

部下→あと20分早く出る

部下→通勤方法をかえる

部下→引越しをする …etc

 

いつか必ず遅刻はなくなります。

 

ポイントは2つで

1:価値観の共有

この場合では「遅刻は良くない」です

 

2:できる方法を、本人に考えさせる

自分で考えさせ、行動させるのが大事です。

 

ついやってしまいがちな失敗が

「上司が答えを言ってしまう」こと。

 

これも「上司さんが言った通りにやったのに」と他責になってしまいます。

このポイント二つを抑えることで、スタッフは自責で考えるようになり自分で動き出すようになります。

 

スタッフ教育に困ってる方は、ぜひやってみてください。

面白い変化が見られますよ!