調べてみました『風邪は「引く」もの?』

なぜ風邪を「引く」というのでしょうか?
気になったのでちょっと調べてみました。

寒い日が続き風邪を引いて体調を崩されてる方が増えてきてます。
病気に罹る(かかる)のを:罹患するといいますが、でも「風邪にかかっちゃってさ」とは言わないですよね。

なぜ風邪は「引く」の?

この表現をみんな普通に使いますが、これが
漢方と関係があるって知ってましたか?

 

漢方薬の専門家、中医師の先生の記事を見つけました。

風邪(かぜ)という漢字は
風邪(ふうじゃ)と読みます。

かぜの主な原因は、
「風邪(ふうじゃ)という邪気が体に入るため」
と中医学では考えます。
風邪を身体に「引き込む」から、風邪をひく
という表現になります。

 

自然界に存在する6気「風・寒・暑・湿・燥・火(熱)」
これらが人体に入って身体に悪影響を及ぼすと、
6つの邪気「六淫」となります。
rokuin115

(漢方薬のイスクラ産業さんのサイトより)

ふうじゃ風邪/かんじゃ寒邪/しょじゃ暑邪/
しつじゃ湿邪/そうじゃ湿邪/かじゃ 火邪/

風邪(ふうじゃ)は体にも入り込みやすく、よく動く流動的な性質です。
初期から治りかけの時期まで時間とともに症状が変化していきます。
体の上部から侵すこともその特徴で、
口や鼻などの呼吸器や皮膚から侵入し症状を引き起こします。

 

ふむふむ…これはいわゆるカゼをひくというやつですね

 

風邪は他の邪気と結びつきやすく、それぞれに性質が異なります。
そのため一口にかぜといってもその症状には様々なタイプがあります。

風寒(青い風邪)寒気、頭痛、関節の痛み
風熱(赤い風邪)発熱、鼻水、のどの痛み
風湿(黄色の風邪)吐き気、げり、食欲不振

 

タイプ別にちゃんと分類されていてなかなか分かりやすい。
それぞれに使われる薬が異なるわけですね。
色も何となく理解しやすいです。

 

普段何気なく使っている言葉ひとつひとつに意味があることに気づかされた瞬間でした。日本語って本当に奥が深いですね。