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写楽ブログ

「遺影フィギュア」

最近、エンディングノートなど

「終活」が話題になってますが

仏壇周りにも変化が起きそうです。

ユニークなところでは、骨壷をおしゃれなデザインにして

「お部屋のインテリア」の一つとして活用できるようにしたり、

遺骨を配合した宝石を作って「アクセサリー」にして身につけておくとかあるらしいのですが

その中で一番「これはっ!」と思ったのは、

 

「遺影フィギュア」

です。

 

 

▼これが元の写真

スクリーンショット 2015-10-23 16.59.46

 

▼これがこうなります

スクリーンショット 2015-10-23 16.59.52

 

こちらで製作しているらしいのですが製作日数2ヶ月で1体20万とのこと。

故人をフィギュアにするなんて響きは良くないのですが

実物を見てみるとこれは「アリ」だと思います。

(私の父も普段浴衣なので余計にそう思ってしまっているかもしれませんが)

 

遡ると、遺影の写真というのも一般的になったのは昭和からで、

それ以前は肖像画です。

もちろん肖像画なんて偉い人の特権でした。

技術の発達によって、絵から写真、写真から立体と移り変わって然るべしなのです。

フィギュア自体が市民権を得てきた現在、

 

 

今後どの家庭にでも当然のように

位牌フィギュアが置かれる

と確信しました。

 

 

この「位牌フィギュア」が生まれたエピソードにもまた感心しました。

この作者、結婚式を親戚が来れない場所で開催して、列席できない親戚が多かったそうです。

ただ、ご祝儀をくれた親戚に何かお礼ができないかと考えたそうです。

そこで、考えに考え抜いたものが

「亡き祖父のフィギュア化」

でした。

皆に送ったところ大変喜ばれたとのこと。

※これは、本人と親戚と祖父の関係性が重要なので倫理観の面で
 賛否両論があると思いますがそれはひとまずおいておいてください。

「位牌フィギュア」なんてバチがあたるイメージで

普通に暮らしている中では思いもしないアイディアだったとおもいますが、

人に喜んでもらう為に一生懸命やった結果、

そこに思わぬニーズが隠れてたのです。

 

「人に喜んでもらう」

やはり、物事はすべてこの思いから始まってるのだと改めておもいました。

 

 


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