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写楽ブログ

日本の映画のポスターって・・・

今日の記事はデザイナーさんに是非見てほしい記事です

最近この映画のポスターがちょっと話題になっています。
「ラ・ラ・ランド」2月24日公開予定の映画です。
どんな話題かというと、、、

日本のポスターが圧倒的に○○○!

ということなのですがその○○○○とは何なのか、
まずは本場のアメリカから始まり、中国、韓国、日本と続きます。

 

米国

6c6711c1

 

中国

03395137

 

韓国

3e5efc0e-s

日本

5c01255f-s

 

答えは「ダサイ」です。

ですが、

私の答えは違います。


海外と日本のポスターはよくよく比べられます。
しかし、

「初見でこのポスターを見比べた時に
 あなたは、どちらの映画に行きますか? 」

自分は断然「日本の方」です。
海外の方がカッコイイけど、
どんな映画なのかさっぱり「分かりません」。

たとえばあなたは本を買う時に
ブックカバーがカッコいいからって買いませんよね。
それと一緒です。
物があふれている現代において消費者は
「分からない」ものは買いません。

日本のポスターには、
「この映画をみなければならない理由」がしっかりと書かれてました。

本年度アカデミー賞大本命 → 質が高い
人気俳優 → ファンへの情報
観るもの全てが恋に落ちる → そんな体験ができる
極上のミュージカル・エンターテイメント → 楽しいしい音楽
名シーンの写真の数々 → 美しい映像に酔える

わたしも、ついついカッコイイものを作りがちで
この騒動を振り返って自分の教訓にしようと改めて思いました。
デザイナーの皆さんも同じようになんとなくカッコイイものを
作りがちだとおもいます。
それは決して悪いことではありませんが、
その制作物がきちんと機能しているかどうか
一度振り返ってみるのもいかがでしょうか。

あなたは、カッコイイものを選びますか?
それとも、売れるものを選びますか?

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〈追記です〉

海外のデザインって「内容を示唆」
することに留めているものが多いです。
日本でも書籍のデザインはそういうものは多いですが
かわりに「帯」で説明するようにしていますね。
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ではでは。

 


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