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アンディ・ウォーホル展 永遠の15分

 

先日の休憩は、

 

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「マリリン・モンロー(マリリン)」
(C) 2014 The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / ARS, New York Marilyn Monroe TM; Rights of Publicity and Persona Rights: The Estate of Marilyn Monroe, LLC marilynmonroe.com
 
 
 
 

アンディ・ウォーホル展

永遠の15分

 

 

会場は、六本木ヒルズの森美術館。

一番好きな美術館です。

そこにアンディ展だなんて

これは絶対いくしかありません。

 

 

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「自画像」
(C) 2014 The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / ARS, New York

 

 

過去最大となるアンディ・ウォーホルの回顧展

人を飽きさせない展示方法で迎えてくれました。

 
 
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「キャンベル・スープI:チキン・ヌードル」
(C) 2014 The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / ARS, New York

 

 

しかし、一昔前と比べると美術館も大きく変わったな〜

と思います。

美術館といえば「絵」や「彫刻」を一方的に鑑賞するという

教養の場でしたが 近年では、エンターテイメントの場へと

シフトしつつあります。

 

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例えば、東京現代美術館では、毎年スタジオジブリが企画する

展覧会があり、 アートの世界でビックネームの企画展よりも

遥かに上回る盛況ぶりを見せます。

当然、展示方法は誰でも楽しめるように工夫されています。

その様な誰にでも楽しめる展示方法が、

一般アートでも主流となって来ており、

もはや「絵」を展示するだけでは人は来てくれなくなったようです。

 

 

 

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「シルバー・ファクトリー」出典 www.fashion-press.net
 
 
 

今回は、まるで当時にタイムスリップして

アンディに会いに行ったような仕掛けがありました。

伝説のアトリエ「シルバー・ファクトリー」をほぼ原寸大で

再現させていました。

床にはブリオ洗剤の箱を並べており楽しい空間が出来上がっています。

 

 
 
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「タイムカプセル」
© 2013 The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / Artists Rights Society (ARS), New York

 

 

その後に展示されている「タイムカプセル」も圧巻。

アンディは、雑誌や新聞の切り抜き、個人的なメモ、時計や灰皿、

タオルにサングラスなどなんでも捨てずにダンボール箱に

取っておきました。

最終的には、全600ほどあるダンボールをセットで

売ろうとしていたそうです。

 

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今回は、その内の半分ほどが来ていて一つの部屋に

展示されていました。

作家が実際に手に触れた品を一堂に見れる貴重な機会でした。

 

 

 

 

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映像作品のセクションでは、まるで「絵画」の様な

展示方法でした。

映像作品といえば一つが5〜20分あるものをそれぞれ

個室で見るものが多いです。

数点ある場合、ちゃんと見ようとすると 来場者に相当の

負担をかけてしまいます。

そこで「絵画」を展示方法にする方法で一部屋に採用することにより、

サラッと見つつもしっかりした世界感が伝える事に成功しています。

また、映像作品の前には人だかりが出来るので導線が難しいのですが

その問題も見事に解決しています。

 

 

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《レイン・マシン》

1970年大阪万博での展示風景
写真提供:独立行政法人日本万国博覧会記念機構
© The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc.

 

さらに、美術館を出たあとに発見する外のカフェでは、

ウォーホルが70年開催の大阪万博アメリカ館で発表した、

アート&テクノのインスタレーション「レインマシン」の様な

大型作品が惜しげもなく、そして ひっそりと展示されていました。

知らなかったので、とても嬉しい不意打ちでした。

 

 

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色々書きましたが、この展覧会の中でも

私が一番注目した事があります。

森美術館では、展示の最後にひときわ大きな部屋があります。

そこに何が展示されるのかは、毎回注目していました。

 

今回はなんと、

 

販売場となっていました。 。。。

 

いったい何が起きたのだ・・・

せっかくのスペースを・・・

拝金主義め!!!

 

・・・となるも、落ち着いてみると

これはアンディのコンセプトである

大量生産と商業性を考えた演出の一つということが分かります。

セレブ達がアンディの作品を求めたように

彼の作品を実際に手に入れてもらう事が

彼を理解する一番の方法だったのです。

 

余談ですが、

トートバックにアンディの作品を刷る事が出来る

ワークショップがありましたが、

人っ子ひとり参加している人は、いませんでした。

出来合いハンコで作るので、一見コンセプトには沿っているように

見えますが 「自分で作って」しまうともはや一点物なんですね。

閑古鳥が鳴いていたのは、アンディの価値観が

見終わった人に十二分に伝わった 証左だと感じました。

 

 

 

さらに余談

なんとアートディレクターの浅葉克己さんが

観覧している場に遭遇しました!

すごく派手な服を着てました(笑)

浅葉克己さんといえばアンディが出演したTDKのCMを手がけた方で、

そのCMも展示されていましたので感動もひとしおです。

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https://www.youtube.com/watch?v=SLJ4Y5BQ24k

 

 

いろいろ勉強にもなり、

あらゆる意味で楽しい経験ができた展覧会でした。

 

森美術館10周年記念展 アンディ・ウォーホル展 永遠の15分
会場 森美術館
会期 2月1日(土)~5月6日(火・休)
休館日 会期中無休