『世界一展』は思ったよりも深い! 成田奈穂ブログ 3連休、あっという間でしたね~ 今回は気になっていた『世界一展-極める日本!モノづくり-』を見に行ってきました。 こんにちは 銀座のデザイン事務所・写楽のなりおです! 世界一展て!なにその直球なネーミング!って感じですよね。 名前を見ただけでもう行くしかないわ~と思ってました。笑 ネーミングとポスタービジュアルからして江戸東京博物館あたりで 開催されているかとおもいきや、 なぜかお台場近くにある日本科学未来館での開催です。 日本はまさにモノづくりの国ですよね。 なんせ日本書紀では神様が島々を作ったところから日本ははじまり、 今でも日本発祥の技術やモノは 世界中にあふれてます。 この展示ではそのルーツや、歴史・現在~未来を、 実際に見たり触れたりしながら体感できちゃいます。 わりと後半の現代の技術や製品の紹介のところでは、 工学とか、テクノロジーに寄った感じの内容が濃かったので、 それで日本科学未来感での開催だったのか~と納得出来ました。 なのでどちらかというと 日本の伝統工芸~とかの”モノ”ではなく、 最先端&これからの未来を切り拓いていくテクノロジーに 力が入った展示です。 完全に文系のメンバーで見に行ったので そのあたり詳しい技術云々はちんぷんかんぷんでしたが、 それでも日本独自・発祥・世界一の技術の多いこと多いこと…! 圧倒されます。 でもそれと同時に、その技術でそんなにトンがる必要ってあるの!? という感想ももちました。 もちろん開発した人はスゴイ。 きっと休みも取らず、寝食惜しんで、 人生捧げたんだろうと思う。思ったけど… そこまで便利すぎる・パーフェクトすぎるモノに囲まれた 日本というのがちょっと怖いなと。 「あれば便利だけど、なくても暮らせる」モノは 本当に必要なのかな~?なんて。 便利・心地良いの基準が上がってしまうと、 少しでもそれが下がっただけですごく不便に感じてもう元には戻れない。 どんどんきりが無くなる気がして。 そんなすさまじい機能や技術、 買う人は欲しいのかしら??と考えてしまいます。 0.02mmのカブトムシの模型とか、スゴイよ、スゴイけど要らないよ…!笑 実際に自分たちの生活に、どう関わってくるか、 どんな良い影響があるのか。わからないものも多かった。 そこは科学未来館での展示だから、 工学好きの人をターゲットにしていたからかもしれないけれど… そういう意味でも、最先端技術が駆使された展示を見ながら 「こわっ!なにこの技術、こわっ!」と、 友達と口々に言っていました。笑 (工学ファンのみなさん、ごめんなさい。。笑) あと、 昔読んだ瀬戸内寂聴さんの本の中にこんなのがあったんです。 昔は何をするにもたくさんの時間がかかった。 洗濯は手でやらなきゃいけないし、 お風呂もひたすらだまって手でわかさなくちゃいけないし、 ご飯を炊くのもそう。 昔の人はそういったことをしている間にたくさんのことを考えていた。 でも今は何もかもがスイッチひとつで出来てしまって、 人がものを考える時間がなくなってしまったから、今の人は物を考えない。 うろ覚えですがこんなことを言ってて… はー!確かに!なるほど!!!と、当時は目からウロコだったんです。 黙って何かをしなくちゃいけない時間があるからこそ人は物を考えるのか~と。 そういう見方をすると「黙って何かをしなくちゃいけない状況」は “不便さ”なんかではなく、 ある意味価値があることで、とても大事なことだと思いませんか? だから、”便利なだけ”なことは本当の意味で 人にとって価値のあることかどうかはわからないですよね。 ちょっと話がそれましたが そういう意味で、テクノロジー的な見方だけでなく、 色々な事を考えるきっかけとしてものすごく興味深い展示でした! 『世界一展』は企画展なので、 チケットを買うと、科学未来館の常設展示も見ることができます♪ プラネタリウムなんかも別料金で見ることができて 色々と楽しめるので、お子さんと一緒でもおすすめですよ~!^^ ミュージアムショップも併設されていて、 ここもまた…結構楽しいです。 他にはないマニアックな宇宙・科学・光学系のグッズがたくさんあります。 お小遣いを多めに持って行きたい感じですね。笑 日本科学未来館公式サイト ちなみに数ある展示の中で一番私のツボにハマったのは 自転車の地下駐車場の仕組みの模型でした。 自転車乗りとしては、前々から地下がどーなってるか気になってたんだよね~(・へ・) ではではみなさん、メリークリスマス~★ 関連記事 2013年は行動と変化 ターゲットを絞った集客で思わぬ効果が…!【前編】 なんで写楽に転職したの? 普通の名刺を”お客様を呼ぶ名刺”にするために必要なこと 黄金の きっかけをつくる人、もらう人― 石巻へ行ってきました 0
『世界一展』は思ったよりも深い!
成田奈穂ブログ
3連休、あっという間でしたね~
今回は気になっていた『世界一展-極める日本!モノづくり-』を見に行ってきました。
こんにちは
銀座のデザイン事務所・写楽のなりおです!
世界一展て!なにその直球なネーミング!って感じですよね。
名前を見ただけでもう行くしかないわ~と思ってました。笑
ネーミングとポスタービジュアルからして江戸東京博物館あたりで
開催されているかとおもいきや、
なぜかお台場近くにある日本科学未来館での開催です。
日本はまさにモノづくりの国ですよね。
なんせ日本書紀では神様が島々を作ったところから日本ははじまり、
今でも日本発祥の技術やモノは
世界中にあふれてます。
この展示ではそのルーツや、歴史・現在~未来を、
実際に見たり触れたりしながら体感できちゃいます。
わりと後半の現代の技術や製品の紹介のところでは、
工学とか、テクノロジーに寄った感じの内容が濃かったので、
それで日本科学未来感での開催だったのか~と納得出来ました。
なのでどちらかというと
日本の伝統工芸~とかの”モノ”ではなく、
最先端&これからの未来を切り拓いていくテクノロジーに
力が入った展示です。
完全に文系のメンバーで見に行ったので
そのあたり詳しい技術云々はちんぷんかんぷんでしたが、
それでも日本独自・発祥・世界一の技術の多いこと多いこと…!
圧倒されます。
でもそれと同時に、その技術でそんなにトンがる必要ってあるの!?
という感想ももちました。
もちろん開発した人はスゴイ。
きっと休みも取らず、寝食惜しんで、
人生捧げたんだろうと思う。思ったけど…
そこまで便利すぎる・パーフェクトすぎるモノに囲まれた
日本というのがちょっと怖いなと。
「あれば便利だけど、なくても暮らせる」モノは
本当に必要なのかな~?なんて。
便利・心地良いの基準が上がってしまうと、
少しでもそれが下がっただけですごく不便に感じてもう元には戻れない。
どんどんきりが無くなる気がして。
そんなすさまじい機能や技術、
買う人は欲しいのかしら??と考えてしまいます。
0.02mmのカブトムシの模型とか、スゴイよ、スゴイけど要らないよ…!笑
実際に自分たちの生活に、どう関わってくるか、
どんな良い影響があるのか。わからないものも多かった。
そこは科学未来館での展示だから、
工学好きの人をターゲットにしていたからかもしれないけれど…
そういう意味でも、最先端技術が駆使された展示を見ながら
「こわっ!なにこの技術、こわっ!」と、
友達と口々に言っていました。笑
(工学ファンのみなさん、ごめんなさい。。笑)
あと、
昔読んだ瀬戸内寂聴さんの本の中にこんなのがあったんです。
昔は何をするにもたくさんの時間がかかった。
洗濯は手でやらなきゃいけないし、
お風呂もひたすらだまって手でわかさなくちゃいけないし、
ご飯を炊くのもそう。
昔の人はそういったことをしている間にたくさんのことを考えていた。
でも今は何もかもがスイッチひとつで出来てしまって、
人がものを考える時間がなくなってしまったから、今の人は物を考えない。
うろ覚えですがこんなことを言ってて…
はー!確かに!なるほど!!!と、当時は目からウロコだったんです。
黙って何かをしなくちゃいけない時間があるからこそ人は物を考えるのか~と。
そういう見方をすると「黙って何かをしなくちゃいけない状況」は
“不便さ”なんかではなく、
ある意味価値があることで、とても大事なことだと思いませんか?
だから、”便利なだけ”なことは本当の意味で
人にとって価値のあることかどうかはわからないですよね。
ちょっと話がそれましたが
そういう意味で、テクノロジー的な見方だけでなく、
色々な事を考えるきっかけとしてものすごく興味深い展示でした!
『世界一展』は企画展なので、
チケットを買うと、科学未来館の常設展示も見ることができます♪
プラネタリウムなんかも別料金で見ることができて
色々と楽しめるので、お子さんと一緒でもおすすめですよ~!^^
ミュージアムショップも併設されていて、
ここもまた…結構楽しいです。
他にはないマニアックな宇宙・科学・光学系のグッズがたくさんあります。
お小遣いを多めに持って行きたい感じですね。笑
日本科学未来館公式サイト
ちなみに数ある展示の中で一番私のツボにハマったのは
自転車の地下駐車場の仕組みの模型でした。
自転車乗りとしては、前々から地下がどーなってるか気になってたんだよね~(・へ・)
ではではみなさん、メリークリスマス~★
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