コトマーケティングと、デザイナーの話。 木下剛志ブログ ツヨシです!私はコトマーケティングを活用し「グラフィックデザイナーをもっと元気にしたい!」と思っています。 正直厳しい状況ですよね、最近のグラフィックデザイン業界。0.01%の先生と呼ばれる有名デザイナーさんと、それ以外の大多数のデザイナーが完全に二極化しています。 クラウドワークスなんかを眺めていると、24ページカタログのデザインをページ3000円とかで受注してる!!どうやって食べて行ってるのかは謎ですが、すごい低価格ですね。 全てがそこまでひどい価格破壊ばかりでもないでしょうが、フリーでやっている昔の仲間たちをみると本当に大変そうに苦しんでいます。 でもそれは私たちデザイナーが招いた現状。私たちが美しいデザイン、面白いデザインだけ追い求めて来たからなんだと思うんです。 ○20年選手の失敗 話は変わりますが、実はワタクシ今のデザインの仕事に変わる前、10年ほどホテルで料理人の修行をしていました。 それはもう早朝から深夜まで、毎日厨房内を走り回って、先輩に殴られ(笑)フライパンを投げつけられ(爆)一生懸命「どうやったらもっと美味しい料理が作れるか?」たったそれだけを考え必死で頑張っていました。まぁ、とにかく厳しい世界でしたが、それだけ良いモノを提供している一流のホテルでもありました。 料理人として8年目くらいの頃ですか、私の先輩が独立することになりました。40歳位でしたので20年以上修行してきたすごい技術の持ち主で、料理コンクールなんかでも何度も入賞された実力者です。そりゃすごい行列店になるんだろうな〜!と思っていましたが、悲しいことにたったの1年で閉店を余儀なくされてしまい、その先輩は今は別のホテルで働いているそうです。 ○なぜ未経験なのに成功? 実は私の実家も飲食店を営んでいるのですが、父も40歳で開業しました。なんとそれまでの仕事は「八百屋さん」です。父と母、二人とも全くの未経験で始めたお店ですが、たくさんのお客様に支えていただき、なんと今年で開店40周年を迎えることができました。これはもう大成功といっても良いのではないでしょうか? でも、先ほどのホテルの先輩と一体何が違うのでしょうか?20年以上も必死で料理の修行をしてきた人のお店が1年で撤退したのに、全くの素人が出したお店が40年近く続くなんておかしいと思いますよね。 私はどんな秘密があるのかな、先輩のお店と何が違うのかなと思い、実家のお店の常連さんに「なぜうちのお店に通ってくれるのか?」を聞いてみることにしました。すると帰ってきた答えは「この店で飲むと楽しいねん!」「ホッとするからやね」「マスターと会いたいから」。なんと!お料理の話は一切出ず!!(笑) そのとき気づきました。「あぁ、お客様は美味しいお料理だけを求めてきているわけじゃないんだな〜」って。(実家の名誉のために書きますが、とても美味しいお料理のお店ですよ) 実家のお店は、美味しい料理も提供していましたが、それ以上にお客様に対して「どうすれば楽しんでもらえるか?」「どうすれば元気になってもらえるか?」「どうすれば喜んでもらえるか?」を一生懸命考えていたんですね。だからお客様のことをいつも第一に考えていましたし、笑ってもらえるネタをいつも探していました。 そりゃ僕たちのように「自分の料理の事」しか考えていない、料理人には勝てるわけがありませんね。 皆さんだったら、どちらのお店に通いますか? 「最高の料理を出すお店」と「美味しい料理と、元気をくれる楽しい店」。 ○どこも一緒なんだ! その後、縁あって料理の世界から広告デザインの業界に移りましたが、そりゃもう大変でした!また一から修行のやり直しですからね。正直年齢が上がってからの下積みはこたえます(笑) でも必死で技術を磨きました。アドビの使い方やその速度、クリッピングパスの精度、美しい文字詰め、違和感ない画像加工、色の使い方、レイアウト。 そして、美しい表現、インパクトのある表現、安心して信頼してもらえる表現,,,etc 夜も寝ないで頑張ってました(笑) でもこの仕事に変わって少し経った頃に気づきました。「あれ?これって料理人の頃と一緒じゃない?」って。 今回はお客様に聞くまでもありません。だって毎日言われていましたから「何でも良いから、もっと売れるデザインにして!」って。デザイナーの皆さん、アナタもしょっちゅう言われているでしょ?(笑) そうなんです!お客様がカタログやチラシを作るのは「売り上げを上げるため」。だから売れるデザインを欲しがるのは当たり前なんですね。 私もそれまでは「そんなのあるわけ無いやん、、、」って思って、綺麗なデザインばかり作っていましたが、それからは売れるデザインにするために何をすれば良いかを考え始め、マーケティング、行動経済学、心理学などを学ぶようになり、売れるデザインを追い求めるようになりました。 その頃に出会ったのが、コトマーケティング協会の松野理事長です。 もう目からウロコでした!ちょっと伝え方を変えるだけで、今まで見向きもされなかった商品がどんどん売れていく!お客様の気持ちに寄り添うだけで行列のお店ができる!何より事例が多くマーケティング初心者の私には本当に解りやすかったです。 デザイナーの本当の仕事が「綺麗でかっこいいデザインを作る」のではなく「商品を売るためのデザインを作る」のであれば、この方法は絶対に必須だと思いました。 早速、毎日デザインさせていただいているチラシやポスター、カタログなどに応用してみると大成功!!軒並み昨対を超える結果を出させていただきました。おかげでクライアントからの評判も上がり、うちの会社も右肩上がりの成長を続けさせていただいております。 皆さんだったら、どちらを選びますか? 「美しいチラシを作るデザイン事務所」と「商品が売れるチラシを作るデザイン事務所」。 ○簡単だからすぐ取り入れられる コトマーケティングの一番良いところは、とても簡単なところ。誰でも取り入れることができるところです。マーケティングをやった事どころか考えた事さえなかった私でも、すぐに理解できましたし、楽しみながら取り入れることができました。 うちのスタッフに長田君っていう若いデザイナーがいるのですが、実は彼も昔の私と同じように「綺麗なデザイン」を多く作って来たデザイナーなので、最初は色々教えたり、本を読んでもらったりしていたんです。でも残念ながらなかなか考えが身につかない。 でもコトマーケティングを始めた頃から急に表現が変わってきて、あっという間に「売れる販促物」が作れるようになりました。 なぜかって?これがコトマーケティングの2つ目の良いところなんですが「セミナーを開催」することができるんです。彼にはセミナーを何度も開催してもらいました。最初は人前で話すのが苦手で大変そうでしたが、セミナーのスライドから、動画や台本まで!揃っているので、3回目くらいから「結構楽しいです」なんて声も彼から聞けるようになりました。 皆さんもこんな経験ないですか?「教える人が一番成長できる」こと。 彼も一度コトマーケティングのセミナーを受講しただけでは、ここまで身についていなかったかもしれません。でも自分で何度もセミナーを開催することで、本当の実力にまで落とし込むことができたんですね。 さらに、セミナーに参加していただいた受講者の方からの新規受注も増えました。そりゃそうですよね?コトマーケティングの考え方がわかっても、実際に作る人がいなければ試せませんからね。 今では新人の育成と新規受注のためにも、セミナーを開催させていただいてます。 私もそうでしたが、職人さんや、モノ作りに関わる方は「良い作品」を作ることに全てを捧げます。もちろんそれは大切なことです、でもその商品の本当の良さがお客様に伝わっていなければ、それはとてももったいないことだとだと思います。 お客様が本当に喜ぶコトを探し出し、それを商品に反映できれば、それは「もっと良い商品」になるはずです。本当のお客様目線って、こういうところに有るのではないでしょうか? 今、フリーのグラフィックデザイナーの方たちがとても苦しんでいます。でもコトマーケティングを上手に活かせば、それらの問題をすべて解決できると思っています。 私はそんな方たちと一緒にコトマーケティングを広め、もう一度元気で、お客様に求められるグラフィックデザインの業界に変えていきたいと心から思っています。 そうなれば、いつかお客様からの言葉も 「プロに頼むと、仕上がりが綺麗ですね〜!」から 「プロに頼むと、売り上げが上がりますね〜!」に変わってくると思います。 一般の方たちがグラフィックデザインをそのように評価してくれるように、コトマーケティングを最大限活かしていきたいです。 一般社団法人コトマーケティング協会 マスターコンサルタント 木下剛志 コトマーケティング協会HP 関連記事 2013年は行動と変化 色んな事が簡単に ニート株式会社って 食事中の携帯 あけましておめでとうございます! 名刺交換 0
コトマーケティングと、デザイナーの話。
木下剛志ブログ
ツヨシです!私はコトマーケティングを活用し「グラフィックデザイナーをもっと元気にしたい!」と思っています。
正直厳しい状況ですよね、最近のグラフィックデザイン業界。0.01%の先生と呼ばれる有名デザイナーさんと、それ以外の大多数のデザイナーが完全に二極化しています。
クラウドワークスなんかを眺めていると、24ページカタログのデザインをページ3000円とかで受注してる!!どうやって食べて行ってるのかは謎ですが、すごい低価格ですね。
全てがそこまでひどい価格破壊ばかりでもないでしょうが、フリーでやっている昔の仲間たちをみると本当に大変そうに苦しんでいます。
でもそれは私たちデザイナーが招いた現状。私たちが美しいデザイン、面白いデザインだけ追い求めて来たからなんだと思うんです。
○20年選手の失敗
話は変わりますが、実はワタクシ今のデザインの仕事に変わる前、10年ほどホテルで料理人の修行をしていました。
それはもう早朝から深夜まで、毎日厨房内を走り回って、先輩に殴られ(笑)フライパンを投げつけられ(爆)一生懸命「どうやったらもっと美味しい料理が作れるか?」たったそれだけを考え必死で頑張っていました。まぁ、とにかく厳しい世界でしたが、それだけ良いモノを提供している一流のホテルでもありました。
料理人として8年目くらいの頃ですか、私の先輩が独立することになりました。40歳位でしたので20年以上修行してきたすごい技術の持ち主で、料理コンクールなんかでも何度も入賞された実力者です。そりゃすごい行列店になるんだろうな〜!と思っていましたが、悲しいことにたったの1年で閉店を余儀なくされてしまい、その先輩は今は別のホテルで働いているそうです。
○なぜ未経験なのに成功?
実は私の実家も飲食店を営んでいるのですが、父も40歳で開業しました。なんとそれまでの仕事は「八百屋さん」です。父と母、二人とも全くの未経験で始めたお店ですが、たくさんのお客様に支えていただき、なんと今年で開店40周年を迎えることができました。これはもう大成功といっても良いのではないでしょうか?
でも、先ほどのホテルの先輩と一体何が違うのでしょうか?20年以上も必死で料理の修行をしてきた人のお店が1年で撤退したのに、全くの素人が出したお店が40年近く続くなんておかしいと思いますよね。
私はどんな秘密があるのかな、先輩のお店と何が違うのかなと思い、実家のお店の常連さんに「なぜうちのお店に通ってくれるのか?」を聞いてみることにしました。すると帰ってきた答えは「この店で飲むと楽しいねん!」「ホッとするからやね」「マスターと会いたいから」。なんと!お料理の話は一切出ず!!(笑)
そのとき気づきました。「あぁ、お客様は美味しいお料理だけを求めてきているわけじゃないんだな〜」って。(実家の名誉のために書きますが、とても美味しいお料理のお店ですよ)
実家のお店は、美味しい料理も提供していましたが、それ以上にお客様に対して「どうすれば楽しんでもらえるか?」「どうすれば元気になってもらえるか?」「どうすれば喜んでもらえるか?」を一生懸命考えていたんですね。だからお客様のことをいつも第一に考えていましたし、笑ってもらえるネタをいつも探していました。
そりゃ僕たちのように「自分の料理の事」しか考えていない、料理人には勝てるわけがありませんね。
皆さんだったら、どちらのお店に通いますか?
「最高の料理を出すお店」と「美味しい料理と、元気をくれる楽しい店」。
○どこも一緒なんだ!
その後、縁あって料理の世界から広告デザインの業界に移りましたが、そりゃもう大変でした!また一から修行のやり直しですからね。正直年齢が上がってからの下積みはこたえます(笑)
でも必死で技術を磨きました。アドビの使い方やその速度、クリッピングパスの精度、美しい文字詰め、違和感ない画像加工、色の使い方、レイアウト。 そして、美しい表現、インパクトのある表現、安心して信頼してもらえる表現,,,etc 夜も寝ないで頑張ってました(笑)
でもこの仕事に変わって少し経った頃に気づきました。「あれ?これって料理人の頃と一緒じゃない?」って。
今回はお客様に聞くまでもありません。だって毎日言われていましたから「何でも良いから、もっと売れるデザインにして!」って。デザイナーの皆さん、アナタもしょっちゅう言われているでしょ?(笑)
そうなんです!お客様がカタログやチラシを作るのは「売り上げを上げるため」。だから売れるデザインを欲しがるのは当たり前なんですね。
私もそれまでは「そんなのあるわけ無いやん、、、」って思って、綺麗なデザインばかり作っていましたが、それからは売れるデザインにするために何をすれば良いかを考え始め、マーケティング、行動経済学、心理学などを学ぶようになり、売れるデザインを追い求めるようになりました。
その頃に出会ったのが、コトマーケティング協会の松野理事長です。
もう目からウロコでした!ちょっと伝え方を変えるだけで、今まで見向きもされなかった商品がどんどん売れていく!お客様の気持ちに寄り添うだけで行列のお店ができる!何より事例が多くマーケティング初心者の私には本当に解りやすかったです。
デザイナーの本当の仕事が「綺麗でかっこいいデザインを作る」のではなく「商品を売るためのデザインを作る」のであれば、この方法は絶対に必須だと思いました。
早速、毎日デザインさせていただいているチラシやポスター、カタログなどに応用してみると大成功!!軒並み昨対を超える結果を出させていただきました。おかげでクライアントからの評判も上がり、うちの会社も右肩上がりの成長を続けさせていただいております。
皆さんだったら、どちらを選びますか?
「美しいチラシを作るデザイン事務所」と「商品が売れるチラシを作るデザイン事務所」。
○簡単だからすぐ取り入れられる
コトマーケティングの一番良いところは、とても簡単なところ。誰でも取り入れることができるところです。マーケティングをやった事どころか考えた事さえなかった私でも、すぐに理解できましたし、楽しみながら取り入れることができました。
うちのスタッフに長田君っていう若いデザイナーがいるのですが、実は彼も昔の私と同じように「綺麗なデザイン」を多く作って来たデザイナーなので、最初は色々教えたり、本を読んでもらったりしていたんです。でも残念ながらなかなか考えが身につかない。
でもコトマーケティングを始めた頃から急に表現が変わってきて、あっという間に「売れる販促物」が作れるようになりました。
なぜかって?これがコトマーケティングの2つ目の良いところなんですが「セミナーを開催」することができるんです。彼にはセミナーを何度も開催してもらいました。最初は人前で話すのが苦手で大変そうでしたが、セミナーのスライドから、動画や台本まで!揃っているので、3回目くらいから「結構楽しいです」なんて声も彼から聞けるようになりました。
皆さんもこんな経験ないですか?「教える人が一番成長できる」こと。
彼も一度コトマーケティングのセミナーを受講しただけでは、ここまで身についていなかったかもしれません。でも自分で何度もセミナーを開催することで、本当の実力にまで落とし込むことができたんですね。
さらに、セミナーに参加していただいた受講者の方からの新規受注も増えました。そりゃそうですよね?コトマーケティングの考え方がわかっても、実際に作る人がいなければ試せませんからね。
今では新人の育成と新規受注のためにも、セミナーを開催させていただいてます。
私もそうでしたが、職人さんや、モノ作りに関わる方は「良い作品」を作ることに全てを捧げます。もちろんそれは大切なことです、でもその商品の本当の良さがお客様に伝わっていなければ、それはとてももったいないことだとだと思います。
お客様が本当に喜ぶコトを探し出し、それを商品に反映できれば、それは「もっと良い商品」になるはずです。本当のお客様目線って、こういうところに有るのではないでしょうか?
今、フリーのグラフィックデザイナーの方たちがとても苦しんでいます。でもコトマーケティングを上手に活かせば、それらの問題をすべて解決できると思っています。
私はそんな方たちと一緒にコトマーケティングを広め、もう一度元気で、お客様に求められるグラフィックデザインの業界に変えていきたいと心から思っています。
そうなれば、いつかお客様からの言葉も
「プロに頼むと、仕上がりが綺麗ですね〜!」から
「プロに頼むと、売り上げが上がりますね〜!」に変わってくると思います。
一般の方たちがグラフィックデザインをそのように評価してくれるように、コトマーケティングを最大限活かしていきたいです。
一般社団法人コトマーケティング協会
マスターコンサルタント
木下剛志
コトマーケティング協会HP
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